施設・業種別

物流倉庫・冷蔵倉庫の暑さ対策|熱中症・電気代・品質を守る

最終更新:2026年6月|工場・倉庫の暑さ対策ナビ

物流倉庫や冷蔵倉庫は、広くて天井が高く、屋根からの熱がこもりやすい建物です。暑さは作業者の熱中症だけでなく、保管品の品質・電気代・人材定着にも影響します。この記事では、倉庫が暑くなる理由と、屋根の遮熱を中心とした対策を解説します。

倉庫が暑くなる理由

暑さがもたらすリスク

冷蔵・冷凍倉庫は「省エネ」に直結する

冷蔵・冷凍倉庫では、外部から侵入する熱が多いほど冷却の負荷が増え、電気代が上がります。屋根や壁の遮熱で熱の侵入を抑えると、冷却負荷が下がり、省エネ・電気代削減につながります。温度管理が厳格に求められる倉庫ほど、建物側の遮熱・断熱の効果が大きくなります。

倉庫の暑さ対策(まず熱を入れない→不足分を空調)

失敗しがちなのが「空調だけ足したが、屋根からの熱が強すぎて電気代だけ上がり室温は下がらない」というパターンです。順番としては、まず建物に入る熱を減らし、足りない分を空調で補うのが効率的です。

① 屋根の遮熱(起点)

屋根の輻射熱を反射して庫内温度の上昇を抑えます。施工会社・大学の実証(静岡大学の実験)では、遮熱シートで輻射熱を遮断し室温約9℃低下・電気代約27%削減という結果も報告されています。屋根の上での作業が中心のため、稼働を止めずに施工できる場合が多いのも利点です。

② 断熱・換気・冷却を組み合わせる

断熱で熱の出入りを抑え、大型ファン(シーリングファン)や換気扇で上部の熱気を排出。さらにスポットクーラーや気化式冷却で人のいる場所を冷やし、ビニールカーテンで冷気の流出を防ぎます。

ポイント:倉庫は「屋根の輻射熱・シャッター開放・空調なし」が暑さの三大要因。まず屋根の熱を止めることが、熱中症対策(暑さ指数WBGTの低減)にも電気代削減にも効きます。工法の違いは遮熱シートと遮熱塗装の違い、費用は費用相場、「冷えない」原因はエアコンが効かない原因と対策をご覧ください。

倉庫の規模・保管物・建物の状態で最適な対策は変わります。現地調査をしてもらい、複数社で比較するのが確実です(業者を比較無料で一括見積もり)。

出典

  • 物流・倉庫・遮熱の各社解説、および遮熱シートメーカー・大学の実証データ(静岡大学との共同実験 ほか)
  • 厚生労働省「職場における熱中症対策」、資源エネルギー庁 等

※ 効果・費用は建物条件で変動します。数値は目安として各社の見積もりでご確認ください。